武内先生から、核兵器に注目するあまり、通常兵器を軽

武内先生から、核兵器に注目するあまり、通常兵器を軽視するのはいかがなものか?という学説の紹介がありましたのでご紹介いたします。

以下引用文

北朝鮮が開発を進める弾道ミサイルに対して、日本でもイージス・アショアの導入が決まり、日米の協議も進んでいます。
これは望ましいことだと思いますが、核兵器による恫喝を阻止することと、通常兵器の脅威への対応とのバランスをとることが今後の日本の防衛力整備でますます重要になってきます。続

これは1980年代初頭に英国や西独などで議論されたことでもあるのですが、核兵器を背景とした相互確証破壊の状況では、限定戦争が実施される可能性が高まり、結果として通常戦力の方が重要な役割を果たす結果になると予見されました。続

今後も北朝鮮の弾道ミサイルの脅威に対する措置がとられていくと思いますし、それは防衛上必要なことだとも思います。ただ、防衛力の造成には時間がかかることも考慮すれば、今の脅威だけでなく、将来的に直面するであろう脅威をも見据えた投資を着実に実施することが大事なことだとも思います。終

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