ケネス・ウォルツの「人間、国家、そして戦争」

ケネス・ウォルツの「人間、国家、そして戦争」

政治哲学では、今まで戦争の原因という重大なテーマについて、主に3つのレベルで説明がなされている。
この「三つのレベル」とは、戦争の原因というものを第一に個人や人間の本質のレベルに求めて説明するもの、第二に政党や官僚組織、もしくは国家のレベルから説明するもの(ユニットレベル)、そして第三に国家同士のバランスや国家関係の枠組みのレベルから説明するもの(システムレベル)に分類している。ウォルツはこれらを奥さんの助言によって
ファースト・イメージ(個人、人間)

セカンド・イメージ(官僚組織、国家)

サード・イメージ(国家バランス、国際情勢)

と名づけており、結論としては戦争の原因として一番重要なのがサード・イメージであると指摘している。

「なぜリーダーはウソをつくのか」
著者 ミアシャイマー 訳 奥山真司
の訳者解説より抜粋

参考動画
3:40〜5:40
【奥山真司】リーダーに必要な地政学の見識[桜H24/1/13]
youtu.be/YqXTf1upHa8

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