第一次世界大戦(ww1)前までは歩兵は砲兵の援護の中、密集陣形で突撃するという密集戦法がメインでありましたが、ww1時、特にドイツはいわゆる戦闘群という部隊を細かくそして広く展開し、機動性を重視した戦法を生み出し世界の軍隊もそのような編成になっていきました。つまり、密集しない分、分散したということです。しかし、この分散に伴い、その分散した部隊(小隊)を指揮する指揮官には能力が求められ、密集では能力の高い指揮官は少なくて済みますが、分散した分、能力の高い指揮官が多く必要になります。この点で「徴兵制」では非効率であり、専門性を養える「志願制」こそが効率であると結論づけ、第二次世界大戦後、ヨーロッパを始め、徴兵制から志願制へと移行した訳なのです。安保法制の際、徴兵制が話題になりましたが、まさにこの問題が関係しているのです。
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