ベトナム戦争の教訓を踏まえて

ベトナム戦争の教訓を踏まえて
「米軍大学系の教授たち、それに1970年後半から1980年代前半にかけて卒業した学生たちは、戦争と政治は分離できないものであることを徐々に理解し始めた。つまり、軍事的勝利は最終的な[政治面での勝利]を自動的な生み出すわけではないし、あらゆる戦争、とりわけ長期戦には、国民からの政治面での支援が必要であり、軍は戦争において勝利するための3つの決定的要素のうちのたった一つでしかないこと(三つの要素とは、軍隊、国民、政府)、そしてこの3つの要素の間に調和的な関係がなければ、それがいくら義戦であり、しかもそれに対して投資した額が大きくとも、戦争には勝てないということがわかったのだ。加えて、様々な政治的な制限による斬新的なエスカレーションや、その他の困難により、紛争開始当初から必要とされた力の最大限の集中が妨げられてしまった。また彼らは、政治面での支援が消極的な場合には、戦争の遂行が危険に直面することを発見した。とりわけ最後の一歩を考えず、最初の一歩を取ってはいけないことが、この苦々しい経験で.....証明されたのだ。」
故 マイケル・ハンデル海軍大学教授

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