当時、イギリス首相を務めていたアトキスは軍事知識を十分に持ち合わせておらず、ダグラス・ヘイグが率いる英国海外派遣軍をフランスへ援軍として差し向けたものの、知識が十分でないせいで、軍隊に対する政府の統制は不適切なほど弱められてしまったとテイラーという歴史学者が指摘しているそうです。
日本では本質を捉えられずにシビリアン・コントロール!とバカ騒ぎしていますが、それこそ、軍隊を暴走させたり、敗戦してしまう原因を作ってしまうのです。戦前の日本もそうで、明治時代の指導者たちは軍事知識をしっかりと備えており、あの大国ロシアをも打破しました。しかし、昭和期になると軍事知識が乏しい連中がまともに軍隊をコントロールできずに結果的に大混乱(暴走ではない)させてしまいました。我々もシビリアン・コントロールについて探究せねばなりません。militarywa